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谷口隆

Author:谷口隆
数学を題材に綴るというちょっと変なブログですが,楽しんでいただけたらと思います.いろいろな数学を取り上げ文字に起こすことで,『数学とはどんなものか?』ということを,読者の方と一緒に考えていきたいと思っています.本人は,整数論という数学の一分野を研究しています.1977年生まれ.
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連載コラム『数学者的思考回路』
(裳華房ウェブサイト,共著)

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オーベルヴォルバッハ数学研究所
長らく更新を怠り失礼しました.ドイツのオーベルヴォルバッハ(Oberwolfach)という数学研究所に行ってきていました.数学がなくてすみませんが,今日は写真を何枚かお見せします.

受付
研究所は山の中にあります.これはメインの建物で,食事もここでとります.

本館
そしてここが研究所「本館」.講義室が大小いくつかあって,階下には大きな図書館もあります.左には銀色の数学的オブジェが(少し小さく)見えます.

講義室
研究集会の会場となっている部屋です.発表の合間の休憩時間に撮りました.あまり人数が多くないほうが参加者同士が打ち解けやすく,気軽に議論できるだろうというコンセプトで,収容人数が最大50人ほどの小さな会場です.毎週異なったテーマで研究集会が開かれているようですが,参加者は常に40人~50人ほどになっています.今回参加したのは "Explicit Methods in Number Theory" という研究集会でした.

景色
そして実はこの研究所,シュバルツバルト(日本語では「黒い森」)の峡谷に立地していて,かなりの山奥にあります.フランクフルト空港から電車を乗り継ぐこと2時間余り,そして駅から送迎タクシーに乗って20分でようやくたどり着くところです.別荘地のようなところで,着いたら簡単には下山できません.

宿泊
というわけで,参加者は研究所内のこんなゲストハウスに泊まります.ベランダに椅子を出して座っている人が見えますね.部屋にはテレビや電話はなく,インターネットもできません.参加者は外界から隔離されてこの研究所に「カンヅメ」状態となります.

フランクフルト
参加者は1週間同じところに寝泊まりするということで,夜はビールやワインもある(有料だけど少額)し,またビリヤードやチェスのようなゲームをする人もいます.僕はビリヤードなんてできませんが.

フランクフルト
研究所の創立は第二次世界大戦中の1944年.もともと,戦争で科学者の知力を結集する必要性から創られた研究所で,空からの襲撃を避けるために山奥深くに建てられました.景色もよく空気もきれいで,今ではカンヅメになって数学の議論をする格好の場所となっていますが,研究所の歴史にはそのようなあやもあるようです.


写真 | 19:11:02 | トラックバック(0) | コメント(0)
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