■プロフィール

谷口隆

Author:谷口隆
数学を題材に綴るというちょっと変なブログですが,楽しんでいただけたらと思います.いろいろな数学を取り上げ文字に起こすことで,『数学とはどんなものか?』ということを,読者の方と一緒に考えていきたいと思っています.本人は,整数論という数学の一分野を研究しています.1977年生まれ.
今まで書いたもの一覧



連載コラム『数学者的思考回路』
(裳華房ウェブサイト,共著)

■カテゴリー別
■新しいコメント
■リンク
■RSSリンクの表示
■カウンター

リンク集(2)
いくつか面白いサイトを、紹介します。

◇1◇
と言っても、これは前回紹介した連載「数学の言葉で世界を見たら」の最新号です。

微積は積分から 前編

高校数学の目玉のひとつの微積分は、普通はまず微分を学び次に積分を学びます。ところが歴史的には積分の方が起こりは早く、また素朴に微積分を説明するときは、積分からはじめた方が分かりやすい点が多い、そういう趣旨だと思います。(それは僕も同意します。なぜかを簡単に言えば、積分は面積や体積といった「目に見える」ものを考えるのに対し、微分は瞬間速度という「目に見えない」ものを相手にし、また「どこまでも近づく」や「無限小」などの抽象的な考え方を使うからです。)この点に着目した、積分から始まる微積分の解説です。大栗さんのブログの『アルキメデスの失われた写本』にも関連する話が書いてあります。

僕自身も、授業を持てば微分から先に教えるので(論理的にはそのほうがすっきりしていて効率がよい)、それを繰り返していると上のことはだんだんと意識が及ばなくなってきます。ああ、そうだな、と思いました。このようにリマインドされると、個人的にも助かります。

余談ですが、5月14日にカルテクに新たに「ウォルター・バーク理論物理学研究所 」が設立され、初代所長に大栗さんが就任されたとのニュース(47 NEWS, 東京新聞)がありました。研究所のページ(英語)には大栗さんのメッセージもあります。


◇2◇
以前『おもちゃの科学セレクション』を紹介したとき、3月15日に時枝正さんの市民講演会があることをお知らせしました。この講演がすばらしかったという評判をかなり多方面から聞きました。たとえば物理学者の田崎晴明さんの臨場感あふれるレポートがあります。事前に時枝さんと面会もされたとのこと。当日の様子など、詳しいことはこの田崎さんのページをどうぞ。

そんな時枝さんの講演を見たい!と思うわけですが、時枝さん滞在中のハーバード大のページに、英語版なら講演ビデオがあります。日本語版がないのは残念なのですが、ある程度聞き取りができる、という人にはお勧めです。

Toys in Applied Mathematics

ちなみに、英語の聞き取りは必要ない、2分半ほどの短い愛嬌あるビデオもあります。

A Valentine from Möbius


◇3◇
ピタゴラスの定理を説明した、9分ほどのビデオです。(これも英語です。)

A Mathematical Fable

ひとつの証明に向けて、徐々にストーリーが形作られていきます。この証明は、大栗さんの連載の第11回にもありました。上のビデオはアニメーションを使っているので、なお分かりやすいと思います。英語なのがややネックですが、重要なポイントは英文も映し出されるなど配慮もだいぶあります。ずいぶん印象的な証明なので、興味のある方はご覧になってみてください。

このビデオは、アメリカのMSRIという数学研究所が企画して作ったものです。MSRIについては以前に写真で紹介しました。ビデオに出て話している人はバリー・メイザー (Barry Mazur, 1937-) さんという非常に高名な数学者で、その分なのか、ビデオもずいぶん力を入れて作られているように見えます。

未分類 | 09:22:28 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad